LoveiPhone2~mai~

「あー、もー、終わらん!!」
「マイさーんコーヒーいりますぅ?」
後輩君の間延びした声。
「いらない、今日は絶対帰る!!」

「・・何かあるんすか?」
近いよ。
「友達が地元帰ってきてて飲み!」
目を皿にして書類を睨む。
「へぇー、そうなんすかー。」
デートって言ってやればよかった。

「地元かぁ。何時からですか?」
うるさーぃ。
「7時。」
「じゃあ16分のには乗らなきゃ間に合わないっすよ。」
「ぇ?」

思わず顔を上げてしまった。
「あんたiPhoneなの?」
「そうっす!こないだ4に変えて。」
「何それ、ふぉーって。
・・・・・画面キレイね。」
キラキラした画面に、会社の最寄り駅と私の地元駅までの電車の乗り換えにかかる時間と費用が映し出されていた。
「そーなんすよ!Retinaですから!」
「りてぃな?誰それ?」
「ほら」
彼が指で器用に画面を切り替えていく。
画面いっぱいに表示されたのは、書類を睨む私の上に鬼のツノが落書きされた写真だった。
「写真キレイなんだ。意外。」
あえてツノを無視して、iPhoneを見つめる。
「でしょ。画面デカイし。老眼でも、痛!!」
私のぐーパンチは痛い筈だ。

「カメラ見てみます?」
ぉーっと言いつつiPhoneを振り回す私の横から腕がにゅっと伸びてきた。
「ぎゃっ」
「ぎゃって(笑)自分でしょ。これでお互い顔見ながら喋れるんすよ」
「誰とよ」
「だから俺と。」
「あんたと何を喋るのよ。」
「iPhone買いましょうよ。」
何だかこいつが使いこなしてるのが悔しい。
「考えとく。」

最寄り駅まで走る。
横断歩道で足踏みしながら立ち止まると、駅前のSoftBankが光っているのが見えた。iPhone4のでっかい看板。長い腕。暗くなるのが早くなったと思いながら、再び走る。

16分の電車に乗りながら、ふと、何であいつ私の地元駅覚えてるんだよ・・とため息をついた。

さて、iPhone妄想小説第二弾です。マイバージョンでした♪
今の段階でiPhone持ちは、シンゴと前の主役、Twitter名momo_iPhoneだったので、マイや川瀬、りっちゃんにもいつか持たせてやる~。と思って・・・・いるあたり、妄想爆発してますね。あー、恥ずかしい。ではまたいつか。

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