さかなはさかな。






水族園でおさかなをガン見してまいりました。



わたしが小さいころからありますので、そう新しくもないのですが、水が流れているだけでとても綺麗に見えます。

裏ではいくつもの管や、ポンプやらなにやらで、地下は工場のようになっていますと書いてありました。あまり見えないようになっているので、何となく申し訳ないなと思いながら、いつも美しいところだけ見させて頂いています。



さかなはいろんな顔をしていて、別ににっこり笑ったりすることもなく、ただたんたんと泳いでいました。化粧もせず服を着ることもなく、すっぴんでライトに照らされ、いやはやなかなか大変なお仕事です。

目があったりあわなかったり、少し勘違いしながら、カメラを構え、こっちを向いてくれる瞬間を待っていました。

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この場にいるのですから相当の人気のある、飼いやすいさかなたちなのでしょう。たくさんの顔を見ました。人間の価値観でとても可愛かったり、これは相当ひどい顔だなと、全く失礼なことを思ったりしました。

可愛いと言ってもほほえまれることはありませんでしたし、ぶさいくだからといってこちらも口には出しませんでしたが。



今でこそ、この容姿をたまに褒められることもありますが、クラスでぶさいくだったか気持ち悪いだかで、とりあえず3位以内に入ってロッカーに名前を書かれたことを思い出しました。

通りすがりに机を蹴られたり色々言い捨てられる程度のことでしたが、おかげで前を向いて歩くまでに時間がかかりました。猫背定着。その後いろいろあって、まあ嫌な記憶のせいかあんまりきちんと覚えていないのです。



そうされる素質は未だに自分の中にあり、それはよくわかっていて、なおかつその頃どうしていればよかったのかもまだわかりません。





ただなんとなく思うのは、美しいさかなのまわりには美しいさかながたくさんいます。もちろん、かおかたちの話ではなく。

今わたしのまわりには美しくて目の深いひとがたくさんいます。もちろんあなたもそのひとり。あまりにまわりが綺麗で、ほんとうにこの水槽の中にいるのか疑って飛び跳ね、つい逃げようとしてしまうほどに。



いつか、美しいと思われるさかなになって、引き寄せてみたい。野望のような。





雑多に取り込まれているのは、若いしばらくのあいだ。





目というのはさかなでも人間でも動物でも、賢くなると奥深くなるような気がします。さかなをたくさん見たあとにカメを見たからかもしれません。群れで目が死んださかなにはなりたくないとふと思いましたが、それもまた生きる道なのでしょう。



さかなはさかな。



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