良い物語とか良い本とか、イマイチだとかがどこで判断していいのかわからないけど「砂の女」はつらい。



ここ最近、途切れ途切れで歯痒くなりつつも、本を読んでいます。
本として刊行されているものは、それなりの審査か、人の目を通してあるものでしょうから、こんなもんかなと思いながら読みます。


本を読むと、違う世界に行くことができます。


気づけば身体中に砂がついていて、気がつけば口の中もザラザラしていて、まつ毛もにパサパサと砂が、そしてこの砂の中から出られなくなり、毎日砂を掘って過ごしたことがあります。

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そこには女の人がいて、わりとムチムチのタイプで…そんな美人!て感じではないのだけれども、昭和な色気が漂う………

とても喉が渇いてつらい。

はじめはこの砂の落とし穴から出たい出たいと思って、試行錯誤しました。落とした相手と駆け引きしたり、女を説き伏せてみたり…しかしどれもうまくいかなかったのです。

けれど、



みたいなことが本を読むと体験できました。それはもう、楽しい体験ではなく、つらいままで…。
なんせ砂だし、身体中砂だし気持ち悪いし喉は渇くしで。本を読んで、何でこんな辛い目に合わないといけないのかというくらい。



しかし、最後に、心の向きがふと変わります。たぶん、ただここが言いたいがために、1冊の本にしたのでしょう。

ネタバレすると、例えば長らくキツいブラック企業にいて、辞めたい辞めたいと思っていて、ついに辞められる!!という時にひとつ、同僚や上司に自慢できるような発見をしてしまい、これを自慢してから辞めるのでもいいかな…。というような。


しかし、結局辛いままやないかーーーー。と思うと読んだあとやり切れなく、しかしこれで良かったのだとも思うし、この心の動きの描写がきっと名作たる所以なのだろうと納得してみたり、なかなか辛い本でした。


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