どうやら、わたしはひとりしかいないらしい。
10年前に、和歌山の友達に似てる!と言われてプリクラを見せてもらったら、確かに似ていた。でも10年前のわたしと、今のわたしはだいぶ違う。と思う。関東にも、関西弁じゃないわたしみたいな人がいるらしい。
もしかしたら和歌山の彼女が上京していたりして。
と、どうでもいいようなことを考えつつ。
昔から変わった子だと言われていたけれど、そんなのはみんな親から言われているだろうし、クラスに一人くらいはいるものだろうと思う。
前に座っている超福耳のおっちゃんも、まつげのだまが気になっているお姉ちゃんも、たぶん一人しかいない。
まあ当たり前のことなんだけど、あまりに理解する機会が少ない。身を持ってわかる、のは、きっと自分にしかできないことなんだろう。
だから自分にしかできないことをさがすが、たいがいそんなことはない。
できないことを見ていると、うなだれて、いつのまにか自分がひとりしかいないことを忘れてしまう。何ができてもできなくても、自分はひとりしかいない。
もっと大きな展望のある人は、みんなのひとりになりたいのかもしれない。
でも、ひとりにでも、あなたはひとりしかいないと言ってもらえたら、たとえ自分の全てを見てくれていないにしろ、素敵なことだと思う。
というわけで、ありがと。
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